6月18日に起きた大阪北部地震により、高槻市立小学校のプールのブロック塀が倒れ、4年生の女子児童が下敷きになりお亡くなりになられました。
辛く悲しい事件、胸が痛みます。本人・ご家族の無念を思うとやりきれない気持ちであります。
ご冥福をお祈りいたしております。
事件を受け、6月20日の文教委員会では、「武蔵野市立学校ブロック塀の緊急点検について」の行政報告がありました。
報告内容は以下の通り↓
事件当日午後、武蔵野市教育委員会では、教員による市内小中学校全校のブロック塀の緊急点検を実施した。
その結果、武蔵野市立関前南小学校のブロック塀に控え壁が設置されておらず、現行法では不適格であることが判明し、早急に撤去する方針となった。
市内他の学校では、緊急の対応が必要となる箇所はないが、目視による点検のため、今後通学路の詳しい調査を実施するとのことであった。
大阪高槻市内の当該小学校のブロック塀の高さは3.5mと、建築基準法の上限2.2mを越える違法であったが、武蔵野市立関前南小学校のブロック塀は、2.2メートルでギリギリ違法ではない。
しかしながら、学校設立時の1971年の設置の際、控え壁を設置する事が出来ず、当時は適法であったものの、現行法では不適格とのこと。
生徒による卒業製作の絵が描かれており、撤去は大変心苦しいが、安全を第一に考え、壁画は写真撮影した物を残し、撤去を決定した。
【ブロック塀のある市内学校】
・二小 北側道路沿い、東側・西側民家
・四小 プール南面、東側民家
・五小 南側民家
・本宿小 東側民家
・関前南小 南側道路沿い、東側民家
・桜野小 北側民家
・五中 正門、東南門周り
・六中 西側道路沿い、東側プレーパーク
そして本日21日、関前南小学校のブロック塀の撤去作業が行われました。 ニュースでも報道されてました。
ブロック塀は高さ11段、2.2メートル、長さ約36メートルで、上部7段分を解体撤去、ブロック塀撤去後はプールサイド側に仮設フェンスを設置。新規フェンス設置は7月末を予定とのことです。
私は文教委員会において、以下の点を要望いたしました↓
「今年4月11日の強風の際には、文京区で神社の看板が倒れ、下敷きになった若い女性が重傷となる事件もあった。今後は公共施設のブロック塀だけでなく、民間の建物・民家含め危険と思われる建築物を、まずは通学路から、最終的には市内全体の点検を要望する。」
高槻市では、専門の資格者によるブロック塀の点検がされていなかったことが明らかになったと報道されていました。
武蔵野市が、事件当日に点検を行い、近日中には撤去作業を実施するなどの迅速な対応に関しては評価しております。
これからの市内点検には、専門家による点検を必須でお願いしたいと要望いたします。
Comments