武蔵野市では、5月6日より75歳以上の方の新型コロナワクチンの第1回接種予約が行われ、5月13日から総合体育館において集団接種がスタートしました。
本日5月14日の厚生委員会の行政報告において、5/6の予約受付、13日の集団接種についての報告がありました。
また、6日予約日の前後には、市民の方々より市のワクチン接種体制へのご意見も様々いただき、ワクチン接種担当課に直接ヒアリングをした内容等も含め、現時点での本市の接種体制についてまとめておきます。
大枠については、添付写真の報告資料をご参考頂きたいと思います。
また、令和3年5月15日号の市報には、第2回目の集団接種の予約や、5月17日から予約がスタートする個別接種(地域のクリニックなどでの接種)について詳細がありますので、ご参考ください。
5月6日の第一回予約日には、「電話回線がつながらない!携帯の発信回数153回、やっとつながったと思ったら、予約受付終了のアナウンス、どうなっているの」というご意見多数。街なかでお会いする方からも、同様のお話。
さらに「施設入所・在宅療養中の弱っている高齢者から接種するべきではないか」
「電話回線をなぜ有料のナビダイヤルにしているのか、フリーダイヤルにするべき」等のご意見もありました、
本日の厚生委員会の行政報告内容、直接担当課に確認した内容等、ざっくりですが、まとめました。
(あくまでも現時点での内容です。状況に応じて今後変更になる可能性があります)
●本市では、適正な間隔で確実に2回の接種ができるよう、2回分セットでの予約受付を実施。
●5/6の第一回予約日には、5月接種分の5940人分の予約を受付。
(電話受付208件、ネット受付5732件)
5/6の電話回線は10回線で対応。
15時までのWEBアクセス数は約5500件、午前中に計3回のアクセス制限があった。
(1分間で2400アクセスを超えるとアクセス制限が起こる)
<課題・対応>
圧倒的にネット予約者が多数。ネットに不慣れな方が多い75歳以上の予約体制としては不十分であった。
⇒第2回の予約から市役所内に臨時コールセンターを設置し、電話回線を20回線増設。
さらに、次に郵送する65歳以上74歳以下の市民への通知には、郵送での予約受付も行う。
●推奨サーバーでないサーバーでインターネットアクセスした際、2重登録されてしまう事態が10件あった。個別に対応し、登録を1本にまとめるお願いをした。
⇒推奨サーバーについては、5/15市報にも改めて記載
●市内医療従事者の接種状況は3分の2程度と遅れている。
遅れている理由は、東京都の医療従事者接種予約システムが4月末~5/10頃までアクセスダウンがあったため。
⇒現在、市内5病院が医療従事者の接種に対応している。
●集団接種と施設接種を同時進行で行う。
施設接種に関しては、市内の病院(境病院・陽和会病院・小森病院)と提携している施設からスタートする。
<集団接種と施設接種が同時進行の理由(まずは施設入所高齢者からとできない理由)>
国から「7月末までに高齢者接種を終了させること」との指示がきている。
ワクチンの市への供給量や対応可能な医師数との兼ね合いをみながら、期限内に接種を終了させるとなると、集団接種も同時進行しないと間に合わない。
<市内の病院(境病院・陽和会病院・小森病院)と提携している施設から始める理由>
医師自身の接種が行われており、かつ、限られたディープフリーザー(ワクチンを保管する冷蔵庫)の設備が配置されている医院であるため。
●宅療養者への訪問接種については、現在医師会と調整中。
⇒医師手当について現状決まっていない。医師手当は接種人数によって決まるため、在宅療養者の接種は相応の手当てが必要となる。
●手話通訳が必要な方等、個別対応が必要な方への対応は、現在高齢者支援課が関係機関と調整中。また、在宅介護支援センターと協力し、未接種者が出ないよう対応する。
●電話受付番号をフリーダイヤルでなく有料のナビダイヤルにした理由
⇒どれくらいの電話アクセス数があるか予想ができない中で、国からの予算枠があり、ナビダイヤルでスタートした。今回の状況を今後の参考として、以降課題としたい。
以上、聞いた限りの内容をざっくりとですが記載しました。
第一回の予約受付では、多くのご不安もあったことと思います。
接種の必要度の高い方への優先接種と、集団免疫獲得という観点からの一般接種という大きな課題から、予約体制のあり方等、様々な課題が見えた第1回目の予約スタートとなりました。
順次速やかに進行するよう、皆様のご意見を伝えて参りたいと思っております。
引き続きよろしくお願いいたします。
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