人生の「想定外」に寄り添える武蔵野市を目指して

こんにちは。
武蔵野市議会議員の くらのえみこ です。
1973年生まれ。第二次ベビーブーム世代、就職氷河期世代、
そして子育てと介護を同時に担うダブルケア世代です。議員活動4期目、16年目を迎えました。
16年間、市民の皆さまと向き合い続ける中で、強く実感してきたことがあります。
「人生は、思い描いたとおりには進まない」ということです。
子どもが突然学校へ行けなくなる。
家族が難病になる。
介護が始まる。
自分自身が心や身体の不調で働けなくなる。
感染症や災害によって、当たり前だった日常が一変する。
そうした出来事は、決して特別な誰かだけに起こるものではありません。
「想定外」は、世代や立場を問わず、誰の人生にも起こり得ることです。
だからこそ私は、政治の役割とは、日常の暮らしを支えることだけではなく、
人生の想定外に寄り添い、一度立ち止まっても、もう一度歩き出せる社会をつくることだと考えています。
大学卒業後は金融系企業で約10年間勤務、外資系金融に勤めていた2007年、
出産で一旦休職。
1年がたち、復帰しようと思った2008年、リーマンショックが起こり、
社内が大変な事態となっていることを知り、復帰を見送ることにしました。
その直後、2009年民主党政権となり、衆議院議員秘書のお話を頂きました。
そこで直面したのは、保育園に入れないという現実でした。
認可保育園はもちろん無理、認証保育所も待機50番台、最終的に、スポーツ
クラブ内に併設されている一時預り中心の託児所に、一日8時間お世話になる
ことで復職をスタートしました。
何とか復帰はできたものの、高額な保育料、義父母の送迎など周囲の負担・・・
こんな状況は長くは続けられない、認可保育園は無理でも、なんとか認証保育所の順番が回ってくることを祈りながらの日々でした。
この時期、多くの負担をしなければ、または、負担に耐えられる環境にいなければ、出産後仕事を続けることは難しいという現実を初めて実感したのでした。
一方、秘書として議員会館に勤務となり、たくさんの方々が国のあり方に疑問を持ち、悩み、苦しみ、声を上げ、行動するという姿を目の当たりにしたのです。
ここでも初めての衝撃を受けることになりました。
育児をしながらの社会復帰、保育園難民、様々な立場の国民の声・・・
初めての衝撃同時に受けたこの時期に、私の中に消えることのない灯がともる
ことなったと思っています。


「環境にかかわらず、誰もが子育てと仕事の両立ができる社会をつくりたい!」
との想いを持ち、2011年4月、初めての立候補、初当選となりました。
当時、娘は3歳、30代最年少、無我夢中の4年間でありましたが、自身の経験から感じた「おかしい」「なぜ」を率直に質問して参りました。
国の動きも重なり、保育園定員の飛躍的な拡大が進みました。
その他、認可・認証保育園の保育料格差の是正、学童保育の開所時間延長など、保育行政に出遅れていた武蔵野市政に一石を投じることができたと思っております。
その後、母がパーキンソン病を患い、子育てと介護を同時に担う
ダブルケアが始まりました。想定外のことではありましたが、
決して特別なことではなく、多くの方が同じような暮らしを送っていることが分かりました。
そこで「ダブルケア支援」や「介護離職防止」を市の計画へ位置
付けることに力を注ぎました。
第三期健康福祉総合計画、その後、市の最上位計画である
「第六期長期計画」にも明記されるに至りました。
自身の経験や見聞を、自分だけの出来事にせず、市民の安心に
つなげること、議員の役割の根幹であると思っています。

そして、新型コロナウイルス。
誰も経験したことのない感染症との闘いは、行政も議会も、市民の皆さまも、大きな決断を迫られる
ことの連続でした。
その経験を通して、改めて感じたことがあります。
社会は変わります。
暮らしも働き方も価値観も変わります。
だから行政もまた、変わり続けなければならない。
未知なる感染症によって、世界中が多くを学び、行政や議会も大いに鍛えられた、
まさに想定外の事態でありました。





1973年生まれ・第二次ベビーブーム世代、ダブルケア世代、就職氷河期世代。
同世代が抱える課題にも取り組みたいと考えています。
就職氷河期世代の高齢化が、差し迫る危機と言われています。
さらに、この世代は今、子育てと介護のダブルケアを担いながら、
更年期の不調と闘っている世代でもあります。
働き盛り世代の介護離職・更年期離職による社会的・経済的損失は
深刻です。
ケアラーや更年期症状への社会的理解や支援が必要です。
人口の多いこの世代の高齢化により、単身高齢者世帯が更に増加
することは確実です。
おひとり様の老後~死後までを支える仕組みづくりは、喫緊の課題です。
そして今、物価高騰、人手不足、公共施設や上下水道等インフラの一斉更新、
地域医療の危機、特殊詐欺、気候変動など、課題は年々複雑になっています。
課題が複雑化しても、その根底にある願いは変わりません。
子どもの権利が十分に守られ、
若者が未来に希望を持てる、
環境に関わらず働く世代が活躍できる、
高齢者がもっと長生きしたいと思える、
そして、おひとり様になっても、人生の最後まで安心して生きられる。
16年間、多くの市民の皆さまから声を聴かせていただきました。
これからも初心を忘れることなく、市民の皆さまとともに歩み、
人生の「想定外」に寄り添える武蔵野市、
誰もが環境にかかわらず希望を持って暮らせる武蔵野市を目指して、
一歩一歩取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
