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くらのえみこの活動報告

【2023.1.30】意外と多い市民相談 ~市立公園の管理・運営について~

市立公園についての市民相談は、多く寄せられます。


現在、市内公園は、都市公園113か所、都市公園以外の公園63か所、ちびっこ広場1か所、都立公園4か所、計181か所ありますが、調査の結果、苦情・問い合わせ件数は年々増加傾向であることが分かりました

平成29年度1002件、平成30年度1093件、令和元年度1181件、2年度1550件、3年度1619件。

なんと、直近の令和3年度は、5年前の約1.5倍の件数!


そこで、現状把握と、改善につながる部分を明らかにしたく、昨年12月定例会一般質問で取り上げました。

以下の答弁だけでも、市立公園の大枠が見えてきます。



質問①⇒市立公園における、管理・運営の取り決めと、苦情・問い合わせ対応について、どのように定められているか伺う。


答弁⇒維持管理については、武蔵野市公園緑地等維持管理ガイドラインに沿って作業をしている。苦情・問い合わせの対応については、利用指導カルテに沿って対応している。

平成25年度より、公園緑地総合マネジメントシステムを導入し、苦情・ご要望等の問い合わせ内容を日々記録し、過去の対応記録の蓄積により、対象公園の性質にあった適切な対応をしている。


質問②⇒令和3年度の苦情・問い合わせ等1619件であり、相当な件数と考えるが、どのような苦情・相談内容が多いか。


答弁⇒

1位 樹木管理 672件 40% 草刈り・落ち葉に関する依頼

2位 施設補修 325件 20% 遊具・ベンチ・手洗い場などの補修依頼

3位 公園利用 203件 15% 公園の使い方に関するご意見(ボール遊びや音、声)

4位 その他 ごみ投棄、カラス、スズメ、ススメバチ、コロナ禍の公園使用


質問③⇒苦情・問い合わせの多い市立公園とその内容について、上位5番目まで伺う。

答弁⇒1位 本村公園、2位 グリーンパーク緑地、3位 本田東公園、4位 西久保公園、5位 関前公園。

本村公園とグリーンパーク緑地は、延長の長い遊歩道上の敷地を有しており、樹木が多いことからも、主に樹木に関する問合せが多く、本田東公園はボール遊びができるスペースがあるため、西久保公園と関前公園については比較的敷地が広く、利用者も多い傾向にあるため、問合せが多くなっているのではないかと考えている。


再質問⇒維持管理ガイドライン、相談・苦情対応記録をつけているにも関わらず、年々、相談・苦情件数が増えていることをどう考えているか、落ち葉が多い時期など、体制を厚くすべきでないか。


答弁⇒新型コロナウイルス感染予防対策として、日中、在宅ワークや外出自粛によって自宅で過ごす時間が増えたことにより、以前と比べて問い合わせの質問も変化し、公園利用者の声や音について問い合わせが増えていると感じている。草刈り等、年間契約している日数など、そのあたり改善できないかしっかり考え検討していきたい。


いずれにしても、現状の体制では、十分な対応がしきれていない結果、私たち議員の元にも相談がきている現状をお話し、詳細を分析し、落ち葉の時期など特に対応が必要な部分には対応を厚くする等、管理体制の見直しを求めました。


運営体制の見直しで、市民雇用にもつながるのではないかとの提案もしました。


市民の憩いの場、防災の拠点など、市民の大切な場であり、周囲の環境を含め日々変化をしていく生き物のような存在でもあります。よりよい管理・運営体制を常にアップデートしていただきたいと思っています。



本田東公園

グリンパーク緑地

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