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くらのえみこの活動報告

【2022.10.13】令和3年度決算委員として質問~令和3年度決算の概要編~

9月22日、5日間に渡る武蔵野市議会令和3年度決算審査特別委員会が終了。

賛成多数で可決となりました。


今回、会派を代表して質問に立ちましたが、もう一人が委員長となったため、2人分の持ち時間40分を一人で質問すること4日間。頭と顔の筋肉が疲れ果て、翌日はモヌケノの殻状態。。。

にしても、特に決算は資料が多い。



さて、9月28日の本会議では会派を代表して賛成討論をしました。

以下討論内容をもとに、令和3年度決算の概要等について書きたいと思います。


令和3年度は、年度を通して新型コロナ感染症が蔓延した初めての年度でありました。

その影響から、通常の予算執行とはいかず、例年と比較して予算が効果的に執行されたか判断が難しい審査となりました。


特に歳入では、国庫支出金の影響があり通常年度と比較が難しいのですが、本市の歳入の根幹である市民税は、納税義務者数、総所得金額等は増加したものの、法人税割の税率が下がったことで約2億7,000万円の減、ふるさと納税の影響により約9億円の減に加えて、都市計画税を半分にしたことで約13億6,000万円の減、前年度と比べ約18億9,000万円、4.5%減となりました。


都市計画税の半減は、金額的にも大きく、執行部でも市議会としても大きな決断でありました。そのため、その効果が期待されていましたが、市内経済が上向いた、あるいは継続できたと判断できる具体的な検証材料がなく、政策効果についての明確な判断がつかないという指摘がありました。

半減は議会も承認したことですし、初めての感染症による先行きが分からなかった当時、都市計画税の減額により商店街店舗の賃料が下がること、市民の暮らしを支える一助となって欲しいという思いからの判断としてはやむを得ない側面があると思いますが、多角的な視点から今回の事例検証し、後世に伝えるべきと提案しました。


歳出は、ある程度は想定していたとはいえ、コロナの影響で、満足できる執行とは言えない状況もありましたが、市民のくらし、まちの経済を守るための対応方針が、令和3年4月、5月、8月に出され、その都度必要な補正予算が9回に渡りなされました。


令和3年度は、新型コロナウイルスワクチン接種事業がスタートしました。

高齢者施設及び障害者施設における利用者・職員を対象としたPCR検査等費用助成事業、新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援窓口の設置、その後、支援拡充として、自宅療養者支援センターを開設し、生活必需品等の日用品支援及び安否確認を新たに行うとともに、自宅療養者への医療支援の体制を強化するため、自宅療養者へ貸与する医療機器を市内の医療機関に拡充配備する取組みを進めました。


その他、低所得の子育て世帯への子育て世帯生活支援特別給付金、文化施設使用料の減額、事業者支援として、中小規模事業者事業資金の特別融資及び小口零細特別融資の申請要件緩和、商店会活性出店支援金の継続、市民と事業者双方への支援として武蔵野市くらし地域応援券事業第2弾の実施など、その都度必要と思われるところに市独自の支援を進められてきたことを概ね評価する点としました。


新型コロナ感染症の対策はまだまだ続くものと思います。また、物価高の影響は令和3年度にはありませんでしたが、令和4年度決算には様々な部分で影響が出ると思います。

大変な局面は続きますが、推移を見極めながら乗り切られ、市民福祉の向上に向けた市政運営を要望しました。


後に、各款別に、質問から見えてきた各課題等について述べたいと思います。

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