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くらのえみこの活動報告

武蔵野赤十字病院 新一番館が完成

11月9日、武蔵野赤十字病院新一番館完成記念式典に出席しました。

新一番館建設構想から13年、コロナ禍を乗り越え、ついに完成となり、12月1日より新病棟での診察が開始される予定です。

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式典では、黒崎雅之院長に続き、泉並木前院長から事業経過報告があり、式典終了後、約

1時間に渡って新病棟を案内頂きました。

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<武蔵野赤十字病院と武蔵野市の連携の経緯>

武蔵野赤十字病院は、北多摩南部保健医療圏における 地域医療支援病院として高度急性期医療を担い、東京都 の二次・三次救急指定病院として年間1万台以上の救急車を受け入れています。また防災面では、市の災害時医療救護本部として重要な役割を担っていただいています。そうした背景から1980年以降、武蔵野市では市議会に諮り、応分の負担をしてきました。

しかしながら1番館は、昭和56年施行の新耐震設計法以前に建設されたもので、災害拠点病院として耐震性に問題がありました。また、分娩年齢の高齢化に伴い母体救 急搬送が増加している現状に対応できる周産期医療の充実など、さらなる高度・最新医療の提供体制の強化が求められていました。

これらの課題を踏まえ、松下市長の時代の2019年3月、本市と武蔵野赤十字病院は、「武蔵野赤十字病院新病棟建設等に伴う市民病院的役割の充実に関する協定」を締結しました。この協定により、同病院との連携をさらに強め、市民が高度で先駆的な医療を、引き続き安心して受けられる環境を確保するとともに、災害時の緊急対応はもとより、救急対応においても同病院が「武蔵野市における市民病院的役割」をより高めることを目的として協定が締結されたのです。

病棟の建て替えに伴い、高度・最新医療の提供体制を強化するため、本市 は、2019年度に1億5000万円、翌年度以降2028年度までの9年間は毎年7000万円、計7億8000 万円を補助し、市民が安心安全に暮らせる医療環境づくりのために必要な支援が行われることになりました。※2019年5月1日発行むさしの市報より

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直近では、小美濃現市長により、物価高騰に伴う緊急の臨時の支援に関する議案が提出され、市議会の賛成を経て、行われることになりました。



<新病棟の機能>

◎    医師、看護師など医療従事者が、いち早い移動が可能となるよう、新病棟(一番館)と他の病棟を繋ぐ空中の渡り廊下を建設。


◎    産科病棟と新生児集中治療室(NICU)を同一フロアに配置し、医師と助産師が即座に連携できる構造。高齢出産の増加やハイリスク分娩に対応するため、帝王切開への切り替え動線も短く設計。

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◎    血管造影室(4部屋)を設置し、脳梗塞や心筋梗塞などの急性期疾患に即座に対応できる構造。また、日本医科大学付属病院・榊原記念病院と共同で、 東京都の「脳卒中・心臓病等総合支援センター」 モデル事業チームを構成。


◎    最先端の機器を導入

「低侵襲治療」を可能とするハイブリット手術室、定位放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)を取り入れた高精度放射線治療センター、ロボット支援手術(ダビンチ)の導入、PET(陽電子放出断層撮影)とCT(コンピュータ断層撮影)を組み合わせた医療画像検査装置(PET-CT)など、最先端の機器が導入されている。

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ロボット支援手術(ダビンチ)
ロボット支援手術(ダビンチ)
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◎    最新の医療を取り入れたがん治療のみならず、患者さんとご家族を支援し、安心して治療を継続できる体制を整え、相談支援スペースを拡充。


◎    新病棟は全部個室。災害時や感染症対応に即時対応するために全室個室とした。

差額ベッド代無料、55,000円/日、25,300円/日の部屋を設置。



新病棟を1時間程かけて案内頂き、こうした病院が市内にあることは、市民にとって多大な安心感につながるであろうことを実感し、大変頼もしく感銘を受けました。


市議会では、全室個室であることで、誰もが入院することができなくなるのでは、という市民からの不安の声があるとの意見もでています。また、病床数がこれまでの611床から586床との報告もありました。


それに対しては、災害時や感染症対応に即時対応するために全室個室としたことや、半数程は無料の個室も設置されているとの説明がありました。

発足当時のスローガン“愛の病院”の精神を貫き、全ての患者が安心して利用できる病院であることを願い、引き続き注目をしていきたいと思います。


武蔵野赤十字病院は、娘を出産した病院であり、低体重であったため新生児集中治療室(NICU)にお世話になりました。さらに娘が小学生の時に腕を骨折し、手術・入院でも重ねてお世話になり、その間、いとすぎ学級で学習の機会も頂いた、想い出深い病院でもあります。


市議会でも、市民としても、期待を込めて注目して参ります。

これからもよろしくお願いいたします。





 
 
 

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